ゴーヤを種まきから収穫まで楽しみたい人にとって、一番難しい段階は、実は「種まき」、そして「発芽」です。
特に僕のように長野の寒冷地で生活していると、ゴーヤを種から育てるはかなり難易度が高いのです。
なぜなら、ゴーヤの発芽温度は25度~30度と高めで、寒冷地でこの温度を保つには8月の真夏でないと保てないのです。
8月に発芽しても、10月後半には霜が降りてしまうので、結局収穫が出来ないということになってしまいます。
なので寒冷地ではホームセンターなどで6月上旬くらいに苗を買って定植するというのが普通の楽しみ方です。
寒冷地でゴーヤを発芽させる方法!
それでも寒冷地で種からゴーヤを育てたい!という僕みたいな頑固者がいると思いますので、寒冷地でゴーヤをカンタンに発芽させる方法をお教えします!もちろん、寒冷地でなくても元々ゴーヤの発芽はちょっとむずかしいので、温暖地に住んでる方でも使える方法です。
【その1】種にキズをつける
まずはゴーヤの発芽率をアップさせる方法として一般的なのは、種にキズをつけてから種をまく方法です。
以下のように種の先をちょっと切ります。
そして、キッチンペーパーなどにくるんで水に1日浸しておいてから種まきをすると、種が水を吸って良く発芽します。また、その状態で根が出るまで何日も待つという方法もあります。
しかし、この方法はとても効果的ですが、やはり問題は温度です。
寒冷地はもちろん、春のはじめにゴーヤの種を水に浸しておくと、温度が下がり、発芽率が上がるどころか腐ってしまったり、カビが生えたりする可能性があります。
実際、苗の業者は冬や春に加温して、ゴーヤを発芽させます。
しかし、加温するためには家庭でも以下のようなマシーンが必要になってしまうのです。
こんな機械が家にあっても発芽、育苗するのも楽しそうですが、家庭菜園で少し発芽させるぐらいなら、もっとカンタンでお金もかからない方法を紹介します!
【その2】ポケットに種を入れるだけ!
結局機械を使っても何をしても、必要な温度を種に与えることが出来ればいいので、それが出来るものすごくカンタンな方法を教えます!
まず種の先をカットします。そして、濡れたキッチンペーパーにくるみ、ビニールの小さい小袋に入れます。
そして、その袋のままポケットに2日くらい入れて、種と共に過ごすのです!
人の体温は知っての通り、36度くらいある訳なので、ポケット越しとはいえ、その体温で十分ゴーヤの種を加温することが出来ます。
ポイントは出来るだけ、体に密着して体温が伝わるような服のポケットに入れることです。
デスクワークの人はお尻のポケットに入れたりすると効果的です。気にならない人はズボンの内側にピンでとめておけばバッチリです。
一番あったまるのは寝ているポケットに入れておくことです。
二日間、ゴーヤの種とともに寝食を共にしてから、種をまき、窓辺においておけば、うまくいけば寒冷地でも一週間ほどでカンタンに発芽してしまうんです!!
ちなみにこのゴーヤは、すごく珍しい白ゴーヤです!
白ゴーヤは緑のゴーヤより苦味が少なく、食べやすいそうです。
また、緑のカーテンとしてもゴーヤを栽培する人も多いですが、緑の葉っぱに白いゴーヤがとてもコントラスト美しく、人気があるようです!
あと2018年、今年は白いゴーヤだけでなく、ミニゴーヤを栽培する予定です。
ミニゴーヤは以前栽培しようと思って失敗したので、今年こそはと再チャレンジすることにしました。
大きさは5-6cmにしかならないので普通のゴーヤに比べてかなり小さい超ミニゴーヤです。
しかし、やはりゴーヤはゴーヤです。あのクセになる苦味はしっかりあり、肉詰めなどの料理がおすすめだそうです。
来年は丸いゴーヤのアップルゴーヤを育てたいと思います!
もちろん他の野菜の発芽にもこの方法は使えます。
↓
この方法で2日温めたら、かぼちゃの根が出ました!
10日後にはこんな立派な本葉が出ました。